コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium
提案の言葉関心をつかむ

他の人の目で聞く

相手の本音が出にくく、賛成とも反対ともつかない返事が続くとき。

そのまま言える言葉

  • 現場の方なら、この案をどう見ると思いますか
  • 十点満点で、いまどのくらい前向きでしょうか
  • その点数が一つ上がるとしたら、何が必要ですか

なぜ効くのか

助言の受け取りを扱った研究では、「別の判断者ならどう答えるか」という形に問いを枠づけると、自分の考えに寄りすぎる傾向が下がり、判断の精度が上がったと報告されている。自分の立場を直接問われるより、他者の視点を借りたほうが、言いにくいことも口に出しやすくなる。

避けたい言い方

これは逆効果になりやすい

「率直なところ、賛成ですか反対ですか」と二択で詰める。

注意点・限界

効かない場面もあります

他人の視点を借りた答えは、本人の意思とは限らない。最後には「ご自身としてはどうですか」と戻し、そこで出た答えを記録する。

この言葉を使うときの前提

  • 相手が断れる状態を保っているか
  • 不利な情報を隠していないか
  • 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
  • 通すことより、正しく決まることを優先できているか

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