コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium
提案の言葉決めてもらう

戻せる決定か確かめる

すべての論点を同じ重さで議論していて、決定の速さが一律に落ちているとき。

そのまま言える言葉

  • これは、あとから戻せる決定でしょうか
  • 戻せるなら、早く決めて早く直したほうが得だと思います
  • 戻せない部分だけ、時間をかけて決めましょう

なぜ効くのか

初期設定の効果を集めた分析では、効果は大きいがばらつきも大きく、負の効果を示す研究もあると報告されている。どんな決め方も一律には効かない。決定を、戻せるものと戻せないものに分けておくと、慎重さを注ぐ先が絞られ、戻せる決定を抱え込む時間が減る。

避けたい言い方

これは逆効果になりやすい

「重要な件なので慎重に」と言い、戻せる決定まで次回に持ち越す。

注意点・限界

効かない場面もあります

戻せるかどうかは主観で決まりやすい。人事や契約は書類の上では戻せても、関係や評判は戻らない。何が戻らないのかを具体的に挙げて確かめる。

この言葉を使うときの前提

  • 相手が断れる状態を保っているか
  • 不利な情報を隠していないか
  • 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
  • 通すことより、正しく決まることを優先できているか

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