決め方を先に決める
案が出そろってから基準の話になり、議論が好みの言い合いになっているとき。
そのまま言える言葉
- 案を見る前に、何を基準に選ぶかを決めませんか
- 決めるのは誰で、いつまでかを先に確認しておきます
- 全会一致か、多数か、決裁者の判断か。どれにしますか
なぜ効くのか
提案の受け止め方を扱った研究では、採り入れられる度合いを一貫して左右するのは助言の質を示す情報だと報告されている。基準を先に置くことは、質を測る物差しを共有することにあたる。案を見てから基準を作ると、物差しのほうが結論に合わせて動いてしまう。
避けたい言い方
これは逆効果になりやすい
三案を並べたあとで「どれがいいと思いますか」と印象だけを尋ねる。
注意点・限界
効かない場面もあります
基準を先に固めすぎると、想定していなかった良案を落とす。基準は仮のものとして置き、案を見て変える場合は変えた理由を記録に残す。
この言葉を使うときの前提
- 相手が断れる状態を保っているか
- 不利な情報を隠していないか
- 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
- 通すことより、正しく決まることを優先できているか