コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium
提案の言葉切り出す

自分の立場を明かす

提案が通ることで自分にも利益があり、それを言わずに進めようとしているとき。

そのまま言える言葉

  • 私の立場も申し上げます。この案が通れば当社の受注になります
  • 利害があるうえでの意見だと承知しています
  • そのうえで、事実の部分だけ見ていただければと思います

なぜ効くのか

説得知識の研究をまとめた分析では、受け手が「相手側の利益とその実現方法」を理解できる条件がそろうほど、説得する側にとって不利な結果になると報告されている。裏返せば、利害は遅かれ早かれ見える。隠したまま見つかるより、自分から先に置くほうが損は小さい。

避けたい言い方

これは逆効果になりやすい

自社の取り分に触れないまま、「御社のための提案です」とだけ言う。

注意点・限界

効かない場面もあります

明かせば信用されるわけではない。明かしたうえで案の質が伴わなければ、売り込みだと確認されるだけである。事実の裏づけは別に要る。

この言葉を使うときの前提

  • 相手が断れる状態を保っているか
  • 不利な情報を隠していないか
  • 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
  • 通すことより、正しく決まることを優先できているか

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