数字の丸め方を選ぶ
見積もりを出す場面で、丸めた数字と細かい数字のどちらを出すか迷うとき。
そのまま言える言葉
- 概算では三千万円台です。詳細は精査のうえお出しします
- 積算の根拠がありますので、二千八百七十万円と申し上げます
- この段階では幅でお伝えします。二千万から三千万です
なぜ効くのか
交渉の実験では、端数のある精密な数字は相手の対案の修正幅を小さくし、その値をよく知っているという推論を生むと報告されている。一方で、交渉に入る前の段階では、精密な数字が融通の利かない印象を与えて障壁になることも実データで確認されている。同じ精密さが局面によって逆に働く。
避けたい言い方
これは逆効果になりやすい
概算しかない段階で、根拠のない端数まで付けた金額を提示する。
注意点・限界
効かない場面もあります
精密な数字は、根拠を聞かれて答えられて初めて意味を持つ。積算の中身がないなら、幅で出すほうが後から動かしやすい。
この言葉を使うときの前提
- 相手が断れる状態を保っているか
- 不利な情報を隠していないか
- 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
- 通すことより、正しく決まることを優先できているか