黙る反対者に届ける
会議では誰も反対しないのに、決まったあとで実行がまったく進まないとき。
そのまま言える言葉
- この場で言いにくければ、あとで個別に伺います
- 懸念をお持ちの方から先に伺ってもよろしいですか
- 無記名で書いていただく形にしましょうか
なぜ効くのか
従業員の沈黙を扱った大規模な分析では、意見を言うことの多寡は自律性のような後押しの条件でよく説明され、黙ることの多寡は心理的安全性のような抑制の条件でよく説明されると整理されている。沈黙は賛成の印ではない。言えない条件が残る限り、場を明るくしても発言は出てこない。
避けたい言い方
これは逆効果になりやすい
「ご異論がないようですので決定とします」と、沈黙を賛成として扱う。
注意点・限界
効かない場面もあります
場の外で聞いた懸念をこちらが代弁すると、本人の意図とずれたまま固定される。個別に聞いた内容は、本人の言葉で場に戻す道筋を用意する。
この言葉を使うときの前提
- 相手が断れる状態を保っているか
- 不利な情報を隠していないか
- 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
- 通すことより、正しく決まることを優先できているか