安全性と責任感は別
心理的安全性を高める取り組みをしたのに、新しい案がまったく増えていないとき。
そのまま言える言葉
- 言いにくいことを言える場と、案が出る場は別に作ります
- この領域は、あなたに決めていただいて構いません
- 懸念は今この場で、案は持ち帰ってからで結構です
なぜ効くのか
職場の発言を扱った複数の分析では、懸念や問題点を口にする行動と、案を出す行動とでは支える条件が違うと報告されている。前者は言っても不利にならないという安心感に、後者は責任感や自律性に強く支えられる。安心感だけを整えても、案が増えるとは限らない。
避けたい言い方
これは逆効果になりやすい
「心理的安全性を高めたので、どんどん提案してください」と呼びかける。
注意点・限界
効かない場面もあります
責任感を求めることは、負担を押しつけることではない。裁量を渡さずに責任だけ求めると、案は出ず、安心感のほうも損なわれていく。
この言葉を使うときの前提
- 相手が断れる状態を保っているか
- 不利な情報を隠していないか
- 相手の理解を助けているか(急かしていないか)
- 通すことより、正しく決まることを優先できているか