コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium

行動結果面接(BEI)

Behavioral Event Interview

一般論の回答は、本人が実際に取った行動ではなく、知識や建前を反映しているにすぎない。特定の経験を一つ選ばせ、状況から結果まで順に掘り下げると、語れる内容が実際に経験した範囲に限られてくる。…

使う場面

面接での回答が一般論に終始し、実際の行動が見えてこないとき。

なぜ効くのか

一般論の回答は、本人が実際に取った行動ではなく、知識や建前を反映しているにすぎない。特定の経験を一つ選ばせ、状況から結果まで順に掘り下げると、語れる内容が実際に経験した範囲に限られてくる。主語の確認が、チームの成果と本人の行動との混同も防ぐ。ただし語りの巧拙が評価に混ざる点には、別の備えが要る。

手順

  1. 「〇〇した経験を一つ、具体的に教えてください」と依頼する
  2. 状況・課題・とった行動・結果の順に掘り下げる
  3. 「チームでは」ではなく「あなたは何を」と主語を確認する
  4. 同じ観点の問いを、全候補者に同じ形で使う

使用例

ある場面から

中途採用の面接で、候補者の回答がどれも一般的な心構えに終始していた。面接官が「直近で反対の多い提案を通した経験を一つ」と依頼し、そのときの相手と自分の発言を順に尋ねたところ、本人が実際に関わった範囲が具体的に見えた。同じ観点の問いは、全候補者に同じ形で用いた。

注意点・限界

ここを外すと効かない

語りの巧拙が評価に混ざりやすい。話が上手な人を高く見積もる偏りを避けるため、事前に決めた行動指標に照らして採点する。

使う前のチェックリスト

  • この場面は、本当にこの技法が向いているか
  • 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
  • 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
  • やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか

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