行動結果面接(BEI)
Behavioral Event Interview
一般論の回答は、本人が実際に取った行動ではなく、知識や建前を反映しているにすぎない。特定の経験を一つ選ばせ、状況から結果まで順に掘り下げると、語れる内容が実際に経験した範囲に限られてくる。…
使う場面
面接での回答が一般論に終始し、実際の行動が見えてこないとき。
なぜ効くのか
一般論の回答は、本人が実際に取った行動ではなく、知識や建前を反映しているにすぎない。特定の経験を一つ選ばせ、状況から結果まで順に掘り下げると、語れる内容が実際に経験した範囲に限られてくる。主語の確認が、チームの成果と本人の行動との混同も防ぐ。ただし語りの巧拙が評価に混ざる点には、別の備えが要る。
手順
- 「〇〇した経験を一つ、具体的に教えてください」と依頼する
- 状況・課題・とった行動・結果の順に掘り下げる
- 「チームでは」ではなく「あなたは何を」と主語を確認する
- 同じ観点の問いを、全候補者に同じ形で使う
使用例
中途採用の面接で、候補者の回答がどれも一般的な心構えに終始していた。面接官が「直近で反対の多い提案を通した経験を一つ」と依頼し、そのときの相手と自分の発言を順に尋ねたところ、本人が実際に関わった範囲が具体的に見えた。同じ観点の問いは、全候補者に同じ形で用いた。
注意点・限界
語りの巧拙が評価に混ざりやすい。話が上手な人を高く見積もる偏りを避けるため、事前に決めた行動指標に照らして採点する。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか