フォースフィールド分析
Force Field Analysis
変革が進まない状態は、後押しする力と押し戻す力が釣り合っている状態として捉えられる。両方を並べて強さを見積もると、対立が人ではなく力の構図として扱える。押し戻す力の多くは負担の増加や情報の…
使う場面
変革が進まず、推進側と抵抗側の対立として語られているとき。
なぜ効くのか
変革が進まない状態は、後押しする力と押し戻す力が釣り合っている状態として捉えられる。両方を並べて強さを見積もると、対立が人ではなく力の構図として扱える。押し戻す力の多くは負担の増加や情報の不足に由来するため、そこを弱めるほうが元に戻りにくいとされる。抵抗を人の問題として扱うかぎり、押し戻す力は残り続ける。
手順
- 目指す状態を一文にまとめ、紙の真ん中に書く
- 後押しする力と、押し戻す力を左右に列挙する
- それぞれの力の強さを、三段階か五段階で見積もる
- 押し戻す力を弱める手を、後押しを足す手より先に検討する
使用例
ある場面から
在宅勤務の縮小方針が現場で滞っていた。人事が推進側と抵抗側の力を左右に書き出すと、反対の中身は制度そのものへの異論ではなく、通勤時間と保育の送迎という負担だった。説得を重ねる前に、時差出勤の併用が検討されることになった。
注意点・限界
ここを外すと効かない
抵抗を人の問題として扱うと解決しない。抵抗の多くは負担増や情報不足など環境側の要因で、そこを直さずに説得を重ねても元に戻る。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか