フューチャーサーチ
Future Search
立場の違う人たちは、それぞれ別の時間軸と別の情報で将来を語るため、議論が前提の応酬になりやすい。同じ場で過去の年表と外部環境をともに確認すると、共有された事実の上に将来像を置ける。合意でき…
使う場面
部門や立場が違う人たちで、将来像を一度に共有したいとき。
なぜ効くのか
立場の違う人たちは、それぞれ別の時間軸と別の情報で将来を語るため、議論が前提の応酬になりやすい。同じ場で過去の年表と外部環境をともに確認すると、共有された事実の上に将来像を置ける。合意できた範囲だけを行動に移す設計も、対立による消耗を避ける働きをする。深い利害対立は先送りされるため、記録に残す扱いが要る。
手順
- 利害の異なる関係者を、なるべく同じ場に集める
- 過去の出来事を年表に並べ、全員で一緒に振り返る
- 現在の外部環境の変化を、立場を越えて洗い出す
- 共通して望む未来を描き、合意できた点だけを行動に移す
使用例
地域の交通・行政・地元企業の関係者が集まる場で、事務局が十年分の出来事を一本の年表に並べた。各自の記憶が同じ紙の上に載ったことで人口動態の見方が揃い、共通して望む姿として移動手段の確保が挙がった。合意に至らなかった論点は、別の場で扱うと決めて記録に残した。
注意点・限界
合意できる部分を扱う設計のため、深い利害対立は先送りされやすい。合意しなかった論点も記録に残し、別の場で改めて扱う。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか