GROWモデル
GROW Model
話題が広がるのは、目的・現状・選択肢・意思という性質の違う話が混ざるためである。四つを順に区切ると、いま何を話しているかが双方に分かり、戻る場所もはっきりする。最後に本人の言葉で行動を言い…
使う場面
相談の話題が広がりすぎて、一回の面談で焦点が定まらないとき。
なぜ効くのか
話題が広がるのは、目的・現状・選択肢・意思という性質の違う話が混ざるためである。四つを順に区切ると、いま何を話しているかが双方に分かり、戻る場所もはっきりする。最後に本人の言葉で行動を言い切るため、決めたのは自分だという感覚が残りやすい。四つのどこが薄いかも後から分かる。
手順
- Goal:この時間で何を持ち帰りたいかを最初に決める
- Reality:現状の事実と、すでに試したことを聞く
- Options:選択肢を三つ以上並べ、評価は後回しにする
- Will:いつ何をするかを本人の言葉で言い切ってもらう
使用例
ある場面から
社内コーチが、部下育成に悩む課長との30分の面談で使った。冒頭に「今日は何を持ち帰りますか」と決め、すでに試した声かけを聞き、対応案を四つ並べた。最後に課長自身が「来週の火曜に本人と話す」と言い切って終え、記録にはその一行だけを残した。
注意点・限界
ここを外すと効かない
順番どおり進めることが目的化すると面談が形式的になる。現状の把握が浅いまま選択肢に進むと、実行されない行動計画で終わる。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか