コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium

実行意図(if-thenプラン)

Implementation Intention

やる気に頼る計画は、その都度いつ始めるかを判断する必要がある。きっかけと行動をあらかじめ結びつけておくと、その場面が来たときの判断が減り、行動が始まりやすくなるとされる。きっかけは見分けの…

使う場面

やると決めたのに、日々の業務に紛れて行動が始まらないとき。

なぜ効くのか

やる気に頼る計画は、その都度いつ始めるかを判断する必要がある。きっかけと行動をあらかじめ結びつけておくと、その場面が来たときの判断が減り、行動が始まりやすくなるとされる。きっかけは見分けのつく合図であるほど働きやすい。ただし判断の多い複雑な課題では効きにくい。

手順

  1. 「もし〇〇したら、そのとき△△する」の形で一文にする
  2. きっかけは時刻・場所・直前の行動など見分けられるものにする
  3. 行動は5分以内で始められる大きさまで小さくする
  4. 一週間後に、実行できたかどうかだけを確認する

使用例

ある場面から

経営企画の担当者が、現場の日報を読む習慣が続かないと相談してきた。「朝の打刻をしたら、席に着いて最初の5分は日報を開く」と一文にまとめて机に貼った。一週間後の確認では実行できた日が四日あり、残りは打刻の時刻がまちまちだったという。

注意点・限界

ここを外すと効かない

きっかけが曖昧だと機能しない。また判断の多い複雑な課題では効果が弱まるため、まず手順を分解してから使う。

使う前のチェックリスト

  • この場面は、本当にこの技法が向いているか
  • 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
  • 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
  • やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか

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