コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium

行動変容から測る

Measuring Behavior Change

感想は施策への印象を測るもので、職場で何が変わったかとは別の情報である。観察できる行動を一つ決めて前後を同じ方法で数えると、変化の有無が本人の実感と切り離して確かめられる。他者の観察を加え…

使う場面

施策の効果を語るのに、参加者の感想しか手元にないとき。

なぜ効くのか

感想は施策への印象を測るもので、職場で何が変わったかとは別の情報である。観察できる行動を一つ決めて前後を同じ方法で数えると、変化の有無が本人の実感と切り離して確かめられる。他者の観察を加えることで、自己申告の偏りも点検できる。比較できる集団がなければ判断は難しい。

手順

  1. 変わってほしい行動を、観察できる形で一つ決める
  2. 実施の前に、その行動が起きた頻度を記録する
  3. 実施の後も、同じ期間・同じ方法で記録する
  4. 本人以外の観察も加え、両者のずれを確認する

使用例

ある場面から

傾聴の研修を実施した企業で、報告できるものが受講者の感想しかなかった。人事が「部下の話を遮らずに最後まで聞く」を対象の行動と定め、研修の前後で同じ期間、本人と部下の双方に頻度を記録してもらう形に改めた。本人と部下の記録のずれも、併せて確認する設計にした。

注意点・限界

ここを外すと効かない

自己申告だけでは実際より良く見える。比較できる集団がないと、季節要因や同時期の他の施策の影響と区別できない。

使う前のチェックリスト

  • この場面は、本当にこの技法が向いているか
  • 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
  • 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
  • やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか

技法の一覧に戻る

ランダムに読む押すたびに変わります

目的がはっきりしていないときは、偶然にまかせてみてください。サイト内の443ページから3つ選んで表示します。

キーワードから探す

キーワードから探す押すたびに変わります

用語・技法・領域・課題をあわせた512個のキーワードから、毎回ちがう組み合わせで表示します。気になった言葉から入ってみてください。

キーワード一覧を見る