コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium

1on1の設計

One-on-One Design

面談が業務報告になるのは、議題を上司の側が持ち、確認したい事項が優先されるためである。議題を部下が決め、進捗確認を別の会議に移すと、この場でしか話せない話題が残る。頻度を増やすことより、決…

使う場面

定例の面談が業務報告だけになり、時間の価値が薄れているとき。

なぜ効くのか

面談が業務報告になるのは、議題を上司の側が持ち、確認したい事項が優先されるためである。議題を部下が決め、進捗確認を別の会議に移すと、この場でしか話せない話題が残る。頻度を増やすことより、決めた間隔が守られることのほうが信頼の材料になりやすい。直前の取り消しが続けば、面談がないより悪い信号になる。

手順

  1. 議題は部下が決め、上司は事前に共有を受ける
  2. 業務の進捗確認は、この場から別の会議に移す
  3. 時間の最後に、次回までの行動を本人が言葉にする
  4. 隔週30分など、頻度を落としても間隔を守る

使用例

ある場面から

毎週の1on1が進捗確認に費やされ、双方が形式だと感じていた。課長が進捗を定例会議に移し、議題は部下が事前に出す形に変えた。隔週30分に減らしたものの、異動の希望や担当替えの相談がその場で出るようになった。間隔だけは崩さないことを、双方で確認した。

注意点・限界

ここを外すと効かない

頻度だけ増やしても、話す内容が管理の確認なら関係は良くならない。直前の取り消しが続くと、面談がないより悪い信号になる。

使う前のチェックリスト

  • この場面は、本当にこの技法が向いているか
  • 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
  • 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
  • やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか

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