強みインタビュー
Strengths Interview
問題点の指摘が続くと、注意は欠けている部分に集まり、すでに使える資源が視野から外れる。うまくいった経験を行動の水準まで具体化すると、本人が実際にできることが裏づけとともに手元に残る。次の課…
使う場面
問題点の指摘が続き、当事者の意欲が目に見えて下がっているとき。
なぜ効くのか
問題点の指摘が続くと、注意は欠けている部分に集まり、すでに使える資源が視野から外れる。うまくいった経験を行動の水準まで具体化すると、本人が実際にできることが裏づけとともに手元に残る。次の課題も、その持ち味の使い道として語り直せる。裏づけを欠く称賛は逆の効果をもたらす。
手順
- 「うまくいった経験を一つ話してください」と依頼する
- その場面で本人が実際にした行動を、細かく聞き出す
- その行動が可能だった条件と、本人の持ち味を言語化する
- 同じ持ち味を次の課題にどう使うかを一緒に描く
使用例
ある場面から
立て直しを任された事業部で、面談が反省点の確認ばかりになっていた。コンサルタントが各メンバーに成功した案件の経緯を細かく聞くと、顧客の要望を先回りして確かめる動きが共通して現れ、次の営業手順に組み込まれた。反省点の確認は別の場に分けた。
注意点・限界
ここを外すと効かない
強みの確認だけで終わると、現実の課題が手つかずのまま残る。事実の裏づけがない褒め言葉は、かえって信頼を失う原因になる。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか