バリューチェーン分析
Value Chain Analysis
コストや品質の問題は結果の数字として現れるため、合計を眺めてもどの工程で生じたかは分からない。活動を順に並べて工程ごとに数値を置くと、差が出ている箇所が特定できる。顧客が価値を感じる工程か…
使う場面
コストや品質の問題がどの工程に起因するか、切り分けられないとき。
なぜ効くのか
コストや品質の問題は結果の数字として現れるため、合計を眺めてもどの工程で生じたかは分からない。活動を順に並べて工程ごとに数値を置くと、差が出ている箇所が特定できる。顧客が価値を感じる工程かどうかで分ければ、削る対象の判断もつく。工程の受け渡しにも問題が潜んでいることがある。
手順
- 仕入れから提供までの活動を、工程として順に並べる
- 各工程のコスト・時間・不具合率を数値で置く
- 顧客が価値を感じる工程と、そうでない工程を分ける
- 改善の効果が大きいと見込める工程を、二つに絞る
使用例
利益率の低下が続く製造業で、経営者は材料費を疑っていた。仕入れから納品までを工程に分け、所要時間と手戻りの起きやすさを並べたところ、出荷前検査での差し戻しが突出していた。工程の境目での受け渡しも観察の対象に含めて調査を始めた。
注意点・限界
工程を細かく割るほど数値の精度が落ちる。実際には工程間の受け渡しに問題があることが多いため、工程の境目も観察の対象に含める。
使う前のチェックリスト
- この場面は、本当にこの技法が向いているか
- 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
- 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
- やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか