コンサルティング心理学大全Consulting Psychology Compendium

バリューチェーン分析

Value Chain Analysis

コストや品質の問題は結果の数字として現れるため、合計を眺めてもどの工程で生じたかは分からない。活動を順に並べて工程ごとに数値を置くと、差が出ている箇所が特定できる。顧客が価値を感じる工程か…

使う場面

コストや品質の問題がどの工程に起因するか、切り分けられないとき。

なぜ効くのか

コストや品質の問題は結果の数字として現れるため、合計を眺めてもどの工程で生じたかは分からない。活動を順に並べて工程ごとに数値を置くと、差が出ている箇所が特定できる。顧客が価値を感じる工程かどうかで分ければ、削る対象の判断もつく。工程の受け渡しにも問題が潜んでいることがある。

手順

  1. 仕入れから提供までの活動を、工程として順に並べる
  2. 各工程のコスト・時間・不具合率を数値で置く
  3. 顧客が価値を感じる工程と、そうでない工程を分ける
  4. 改善の効果が大きいと見込める工程を、二つに絞る

使用例

ある場面から

利益率の低下が続く製造業で、経営者は材料費を疑っていた。仕入れから納品までを工程に分け、所要時間と手戻りの起きやすさを並べたところ、出荷前検査での差し戻しが突出していた。工程の境目での受け渡しも観察の対象に含めて調査を始めた。

注意点・限界

ここを外すと効かない

工程を細かく割るほど数値の精度が落ちる。実際には工程間の受け渡しに問題があることが多いため、工程の境目も観察の対象に含める。

使う前のチェックリスト

  • この場面は、本当にこの技法が向いているか
  • 注意点に書かれた失敗パターンに当てはまっていないか
  • 相手に、何のためにこれをするのかを伝えたか
  • やったあと、何がどう変わったかを確かめる方法を決めたか

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